✩子どもから多くのことを学ばせてもらっていることに感謝！✩

先日、私の担当するスイミングのクラスで、このような出来事がありました。

進級テスト時、１人の男の子が、スタートに失敗し、すぐに立ってしまいまし た。
不意のトラブルでしたので、水から上げて、１番最後にもう１度泳ぐよう に指示しました。他の子ども達のテストが終了し、その子の番になりましたが、 その子は下を向いて、うつむいて泣いていました。 そこで私が再チャレンジを 促そうとした瞬間、他の子ども達が、「頑張れ！行け！」と、エールを送ったのです。それは１名ではなく、数名の子どもたちでした。そしてその子は、皆に励まされ、立ちあがって再スタートしましたが、クラスの子どもたちのほとんどが、スタートして泳いでいる最中も、ずっとその子を応援し、ゴールした時にはほぼ全員が拍手を送っていました。そして、その子が水から上がり、合格を告げられると、また全員が拍手を送りました。しかも、今回のテストで不合格と告げられた子どもまでもが、拍手をしておりました。ちなみにコーチの私は「応援しなさい」とは、一言も言っておりません。

我々コーチは、皆さまから高い月会費を頂いて、水泳の指導をさせていただいておりますので、上達をしていただくことが最大の目的となります。しかしながら、水泳の技術だけではなく、スポーツを通じて、たくさんの子どもたちが感受性豊かに育ち、自分本位ではなく、他人の事も考えて行動している姿は、我々大人も見習わなければならない事であるとあらためて思いました。

今回の子どもたちの行動を見させていただいて、我々コーチは、あらためて子ども達に育てられていうこと実感しました。
（スイミング担当：小山）